私の音 -My Note -

先日たまたま雨宿りで入ったカフェにて。

彩豊かな写真に惹かれ、
「サラダランチ」なるものを注文。

運ばれてきた「サラダランチ」の大盛り感。
大きなボールのようなお皿に
様々な野菜がこれでもか！とてんこ盛り状態。

彩りも写真に劣らず素晴らしく、
おそらく全ての野菜類を合わせたら
10種類以上はありました。

レタス、スイスチャード、わさび菜、
大根、人参、ゴボウ、きゅうり、トマト、
ナッツ・ドライフルーツ類に苺まで。

食べている最中も、
ザクザク、コリコリ、サクサクなど
食感や音も楽しくて。

野菜の様々な味が混ざり合い
ほんとうに魂が喜ぶ美味しさでした。


東洋の伝統医学でもあるアーユルヴェーダでは、

『食事に集中することは
順調な消化を促し
まっすぐに心身の栄養となる』

という教えがあります。

ひとりで食事をするとき、
ついスマホやテレビを観て
食べてしまうことはありませんか？

食べること以外に意識が向いてしまうと、
栄養にならないばかりか消化にも影響が。

さらに、
五感をしっかり使えていないので
せっかくの美味しい食事を
心と体がまっすぐに楽しむことが
できなくなってしまうのです…。

さらに、
世界最古の伝統医学 アーユルヴェーダでは、
どんなバックグラウンドで作られたのかを
特に大事に考えます。

誰がどんな食材を使い、
どんな気持ちで
どんなふうに調理するか？

食べ手はその新鮮で愛情の込もった料理を
新鮮な気持ちでいただく。

人としての感覚をフルに使うことのできる
最高の行いです。

美味しいと感謝の気持ちも湧きますしね。

さらに、
作り手もできるだけ
機嫌良く穏やかな心持ちで作れば
毎日の食事作りも楽しくなる！というわけです。

私がカフェで食べた
サラダランチを作った方はきっと愛のある方。

食べる人が
「美味しい嬉しい楽しい」を感じられるように
たくさん考えて作ってくれたのですね。

さて、
『つい食べ過ぎてしまう』
というお悩みはありませんか？

わたしの受講生の方からも
よく聞くお悩みです。

若い頃は良かったんですが、
食べ過ぎると年齢も相まって…
予想以上に太るんですよね。

前述したカフェの山盛りサラダ。
食べるのに時間がかかったんです。
30分はかかったかな。

レタス類の他に入っていた
小さくカットされた果物と野菜の他に
ナッツ類は小さく砕かれていたので、

箸で掴むのに時間がかかるし
これはなんだろう？
と考えながら食べているので
まさに私の感覚はフル回転！

つい食べ過ぎてしまうのは、
様々な理由が絡み合っていますが、
（日々の思い通りにいかないストレスとか）

時間をかけてゆっくりと
愛情の込もった料理をいただくと
何より心が満たされます。

食べ過ぎの原因のほどんどは
「心の栄養不足」かもしれません。

ちなみに
五感による知覚の割合は、
視覚83％、聴覚11％、嗅覚3.5％、触覚1.5％、味覚は1％

さらに、
記憶から失われていく感覚の順番は、
聴覚、視覚、触覚、味覚、嗅覚だそうです。

視覚と嗅覚に訴えかける
気持ちの込もった料理を作れるように
今日から研究を兼ねて
トライしてみたいと思います。