私の音 -My Note -

#10 本気か否か

2025年06月03日 16:17

「水曜日はヨガの日」

愛用の手帳のマンスリーページには
他の予定が入らぬよう
水曜日の枠はシールで
しっかりブロックして
それはそれは楽しみに通っていたのです。


光る緑と季節の野生の花々に囲まれた
白く塗られた木の階段が目を引く
アンティークな雰囲気の建物の2階に
そのヨガスタジオはあります。


靴を脱いでいると
奥から先生が名前を呼んで挨拶してくれます。
私に朝の新鮮な笑顔を向けながら。



レッスンが始まり
先生の合図で
今日ヨガに向き合う自分に一礼し、

終わりの時間が来て
身の回りの生きとし生ける全てものへ
感謝の一礼する。


この60分間のあいだに
私は何度涙がこぼれそうになったことでしょう。


それは…
感謝がどうとか、
ヨガをして五感が研ぎ澄まされたからとか
言葉にする以前の感覚なのですが、


とにかく先生が組んできてくれた
シークエンス(ヨガのレッスン)に
ただただ愛情を感じる、
この一言に尽きます。


思いやり、おもてなし、愛情、
先生の本気度。


その日ヨガスタジオに来てくれた
生徒さん一人ひとりの
心と体を考え
メインポーズまでの準備ストレッチから
クールダウンポーズまで
何ひとつ適当で無駄な動きがない。

(私は今まで幾つかのスタジオに通いましたが
こんなに感動を覚えたのはここが初めて)


だから
生徒さんみんな帰る時には
笑顔に変わっています。


スタジオに入る前は
それまでの忙しい日常の
延長線上のような表情で
皆さん緊張感すら感じられるのですが、

ヨガが終わると
やわらかくにこやかに
足取りも軽やかに帰って行かれます。



体以前に
心がやわらかくなった証拠。


誰が頼んだわけでもないのに
ヨガが終わると
温かいお茶が準備されていて


「お疲れ様でした。ゆっくりできましたか?」


と玄関まで笑顔で見送ってくれます。


今、素晴らしいご縁をいただいて
このスタジオで働いています。


目と目を合わせて
笑顔と笑顔を合わせて
その瞬間しか味わえない幸せを
細胞レベルで感じています。



引くくらい生き生きして
お掃除しています笑!


「届けたい想いは、本気なのか?」


オンラインでもリアルでも
本気で創作したもの以外は
これからも世に出しません。


私が好きで仕方なくて
こだわり抜いて
本気で作ったもの。


時には寝る間も惜しんで
遊ぶ間も惜しんで本気になって。



それは私にとっては
やっぱりヨガでした。


自分と家族以外に
本気になって大切に育てていきたいもの。

(改めて気付かされました!)


セルフケアの方法を
わかりやすく細分化して
伝えるツールとして
私にはアーユルヴェーダがあり、
手帳使いがあります。