#5 導いてくれる本
2025年07月03日 12:19
土曜日、
久々に行った本屋さんで
一目惚れして本を一冊買った。
休みの日に本屋に行くときには
必ず娘も一緒なので
もれなく絵本も一冊買うことになるけど。
良い本は
そのまま血となり肉となるので
この間買ったばかりでしょ、
などと諭すことはほぼない。
本は、
今読みたいと思ったものが
今の自分にとっての
必要なものを映し出してくれる鏡のようなもの。
6歳になった娘の思考だって
丸わかりだ。
だから
なるべくお金をかけないために
図書館にリクエストを入れて
何ヶ月も待つなんて私はできなくて。
手に取る本が教えてくれる
今の自分の価値観があると思っているし、
後回しにせず
今すぐ読むことに意味があるし、
良書に出会えれば
今のお困りごとへの
立派な指南書になるから。
反対に
読み始めて10ページ経っても
何を言いたいのかぼんやりとしている本は
最後まで読まずにすぐに手放します。
私の価値観フィルターで
のNO!の警告音が鳴ったものでも
きっと他の誰かにとって
今必要なものなのかもしれない、
そう思うと
メルカリで売れた後に
梱包する作業にもロマンが溢れる。
さて、
最近流行りの美容本が気になって
お馴染みのサイトで
購入者の口コミを見てみた。
すると…
「金持ちの美容法なんて知ったところで
庶民には手が届かないのに、ガッカリ」
(美容クリニック通い、高い美顔器など)
というような声が目立っていた。
なるほどな〜。
みんな自分の目線で物事を見る。
だから、
読み進めていくうちに
期待していたような
手軽に試せて絶大な結果が得られる
美容法がこれ以上本の中にはないことが分かると、
なんだか
寄り添ってもらえていないような
上から見下されてバカにされているような
そんな悲しい気持ちになるのだと思う。
わからないでもない。
だいたい話題のものというのは
注目を集めるための
派手な見映えにエネルギーを注いでいることが多い。
果たして
本物か?ニセモノか?
黒か?白か?
今の自分にとって
本質的に役に立つモノなのか??
素人がニセモノのブランドバッグを
見分けるのと同じくらい難しい。
だから、
本屋での私は超真剣。
見極めるポイントはただ一つ。
「寄り添い導いてくれるかどうか」